「山﨑夢羽 FAN MEETING 〜きらめきDaydream☆〜」オフィシャルライブレポート (1部公演)
2025.11.10
BEYOOOOONDSを卒業後、オーディション番組『SEVEN COLORS-girls life memory-』に出演し、ソロアーティストとしてデビューを果たした山﨑夢羽。その名の通り、ふたたび夢を羽ばたかせた彼女が、初めてファンの前に立つ初のファンミーティング『山﨑夢羽 FAN MEETING~きらめきDaydream☆~』を代官山UNITにて開催。嬉しさと緊張が入り混じりながら、新曲『メーテル』の披露と、初のツアーの発表も行われた1部の模様をレポートする。
開演時間になり、会場が暗転すると同時に、思い思いに「夢羽!」と大きく名前を叫ぶ声が聞こえ、ファンがこの日を待ち望んでいたことが伝わってくる。その声に応えるように、夢羽がステージに登場すると、大きな歓声が上がり、客席は真っ赤なペンライトで染まっていく。一曲目に披露された『私は最強』での第一声となる「さぁ 怖くはない」という声は、まさに彼女の心情を表現しているようで、身体中からあふれ出る歌声はとても力強く、自信に満ちている。その歌の実力はさらに磨きがかかり、“私は最強”という言葉に説得力を持たせていく。

フロアの温度が上がったまま2曲目の『サインはB』が始まると、ファンからの熱いコールが始まり、会場は一体に。とても楽しそうに、嬉しそうに客席を眺める姿が印象的だ。その笑顔から、彼女自身、この日を待ちわびていたことも、ひしひしと伝わってくる。続くロックテイストのボカロ曲『ロキ』では圧倒的な表現力と、がなり声で聴かせ、ギターを弾くアクションで曲を締めると、一転、顔をくしゃりとさせ「ちょっと!緊張してんの!」とファンに声を掛け、「ちょっと待って、久しぶり! 話したいこと沢山あるんだけど!」と大興奮! 嬉しさを抑えきれない様子に応えるように、ファンからも「会いたかったよ!」と大きな声が上がっていく。
その後、彼女自身が歌詞に惚れ込み、みんなに届けたいと思い選んだと話す『10 YEARS AFTER』を歌い、「難しくて苦戦したんですが、実際に生で聴いてもらいたいと思い、たくさん練習しました!」と告白。未来への希望を歌った歌詞は、彼女の新しい活動とリンクしたように感じたファンも多いはずだ。そんなメッセージを届けるように歌い上げた後は、オレンジの光に包まれて、美しいメロディを、かみしめるように歌い上げた『PRIDE』、そして激しいビートに乗せ、楽しそうに『水平線でつかまえて』では、クラップでさらに盛り上がり、本家の振り付けをアレンジし、楽しみながらパフォーマンス。
後半では、真っ赤なライトに包まれ、パワフルなシャウトからスタートした『ガタメキラ』を力強く歌い上げると、「久しぶりに歌った! 楽しい~!」と笑顔に。そしてソロデビュー曲『きらめきDaydream』を披露する前に、コールのレクチャーをし、グッと距離が縮まる中、初披露ということもあり「緊張しちゃう!」と呟くと、ファンから「みんなもいるよ!」と力強いひと言がかかり一気に緊張が解けた様子。みんなのクラップと、聴くだけで元気になるようなパワフルでハッピーな曲を歌い上げ、何度も感謝を伝え、「本当にみんなが大好きです! また一緒に遊ぼうね!」と叫び、本編は終了。

その後、鳴りやまない拍手と「夢羽! 夢羽!」と力強いアンコールに答え、今度は黒をベースにしたまるでロックプリンセスのような衣装に着替え再登場。そして、スリリングな雰囲気を持つロックテイストの新曲『メーテル』を披露。『きらめきDaydream』とは全くテイストの違う楽曲だからこそ、今後は様々なジャンルの楽曲を届けてくれることを確信させてくれる、希望と未来に満ちたパフォーマンスで魅せた。
さらにこの日は、ファンミーティングらしく、質問コーナーも開催。そこで彼女は、今後は演技もやってみたいし、ボカロやアニソン曲、さらに苦手なバラードにも挑戦したいと意思表明。「アイドルになりたい」というファンのメッセージには、「夢があること自体すばらしい!」と目を輝かせ、「いつか一緒に歌えたらいいなって思います!」と笑顔で答えるなど、彼女の素顔も見ることができたステージだった。
最後には、オフィシャルファンクラブの開設と、ライブツアーを東京と大阪で開催することを発表。ソロアーティストとしてさらに輝くことを約束した、素敵な時間だった。
