「山﨑夢羽 LIVE TOUR -夢-」オフィシャルライブレポート (1/17(土) 東京2部公演)
2026.01.19
山﨑夢羽が、2026年1月17日にソロライブ『山﨑夢羽 LIVE TOUR-夢-』を恵比寿The Garden Hallにて開催。ここでは2部の様子をレポートする。
本格的にソロ活動を始めた山﨑は、9月に開催されたファンミーティング以来、約4か月ぶりとなるライブの場にかなり緊張していたと話すが、そんな様子をまったく見せることなく、登場してすぐに『きらめきdaydream』を力強く歌い上げていく。その堂々とした歌声に応えるように彼女のイメージカラーである真っ赤なペンライトが揺れ、会場が赤く染まっていくと、クラップや掛け声も重なり、一気にホールは温かい空気に包まれた。

続く『恋愛裁判』ではピンク色の照明に包まれ、ステージを左右にかけめぐり、ファンとしっかりと笑顔を交わしていく。そのまま嬉しそうな表情を浮かべながら「みなさん! もっと声を出せますか⁉」と煽り『ドキッ!こういうのが恋なの』が始まると、待っていたかのようにファンが大きな声でコールと掛け声で一気にひとつに。山﨑は「みんなの声を聞きたいなって思った時に、この曲なら出しやすいかなって思ったの! みんなで楽しんでもらえたようで嬉しい!」と笑顔で話し、この曲が“リズム天国ゴールド”の曲だったこともあり、「小学校の時にリズム天国が大好きで、普通にやっていたので“リアルリズム天国”が出来て嬉しかったです!」と裏話を報告。
さらに、歌唱力がなければ歌いこなすことができない緑黄色社会の『Mela!』をのびやかに、芯のある歌声で、しかも楽しそうに届けていく。あらためて、彼女の歌声はとても強くて聴き手の心を動かす力を持っていることができる瞬間だった。


「楽しい~~~!」と叫びながら始まったMCでは、1公演目でものすごく緊張していたことを話し、「2公演目は落ち着いて話してみようと思い、ゆったり目で話しています。衣装も大人っぽい感じになりました! 2026年はちょっと大人っぽくなっていきたいと思います。成長を見守っていてください!」と今年の抱負を話し、生バンドのメンバーを呼び込み、キーボードとギターで『10 YEARS AFTER』を披露。煌びやかな光に包まれ、希望溢れる歌声で10年後の未来を歌う彼女からは、しっかりと未来を感じることができる。このポジティブでパワフルな歌声が、彼女の紛れもない武器なのだ。

続いて、ガラッと空気を換えたのは、『プライド』。光の粒子が降ってくるようなビジョンをバックに、美しく、ゆったりと光に包まれながら歌う姿はとても神々しい。原曲のイメージがどうしても強い曲だが、しっかりと彼女の歌声でまた異なる雰囲気をまとい、会場を温かく包み込んだ。

後半では、ファンからリクエストを募り、そのなかから選曲。倖田來未の『恋のつぼみ』をボサノヴァ調にアレンジし、かわいらしく歌い上げていく姿はとても愛おしい。関西弁の歌詞がとても新鮮に響いていく曲を堪能した後は、島谷ひとみの『YUME日和』をミディアムバラードへとアレンジし、優しく、温かく歌い上げていく。彼女が大好きなドラえもんの映画『のび太のワンニャン時空伝』の主題歌ということもあり、とても嬉しそうに歌う姿が印象的だ。表現力があるからこそ、聴き手の想像力を広げていくその手腕はさすがだ。ファンが掲げるペンライトは左右に揺れ、その空間を美しく彩っていた。

その後『破滅の純情』では赤いライトを浴び、ロックナンバーを力強く歌い上げ、会場も掛け声でさらに温度を上げると、本編ラストの『メーテル』では圧倒的なパフォーマンスでファンを魅了した。

鳴りやまないアンコールの声に応え、赤いリボンがキュートなチャイナ服に着替えて登場すると、新曲『我愛你』を披露。ビジョンには歌詞が映し出され、高速ラップのような歌詞を泳ぐように歌っていく姿に客席も縦ノリでさらに盛り上がっていく。面白くて、中毒性のある楽曲は彼女の代表曲となりそうなナンバーだ。
さらにこの日は嬉しいことに、まだ制作中の新曲も披露。ポップで、解放的で、疾走感あふれる、今の彼女にピッタリの楽曲をかわいらしく、しっかりと届けていく。実はこの曲をSEとしてこの日に登場で流していたという裏話を披露しつつ、「近未来って感じがして、ドラえもんっぽい要素もあるんです!」と、ここでもドラえもん愛が炸裂。その興奮が冷めやらないまま、来てくれたファンに隅々まで熱く「ありがとう!」と感謝を届け、「また会おうね!」と笑顔で手を振り、ステージを去った。


まだ歩み始めたばかりにも関わらず、見るたびに驚くほど成長し続ける彼女。まだまだ可能性に満ちている姿に、今後が楽しみになる、心躍るステージだった。
文/吉田可奈
